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2010年12月21日

尿前の関


元禄2年(1687年)、「夏草や兵どもが夢のあと」と詠んだ松尾芭蕉と曽良は平泉(岩手県)を出発して、宮城県岩出山から鳴子を経て出羽(山形)に向かいました。

途中、道中手形不携帯の芭蕉と曽良は鳴子温泉先にあった「尿前(しとまえ)の関」の関の関守に咎められ厳しい詮議を受けた様子を奥の細道に「鳴子の湯より尿前の関にかかりて、出羽の国に越えんとす、此の路旅人稀なる所なれば、関守にあやしめられて、漸として関を越す」と書いています。
この「尿前の関」の関守がさふらん湯の処方を開発した遊佐快愼信春のご先祖遊佐勘解由平宣春です。
遊佐家は鳴子村の大肝入(名主や関守の別称)で、十四代目遊佐平右衛門信安の弟が遊佐快慎信春です、信春は医学の道を志し当時高名な京都の産科医「賀川子玄」のもとで産科学を修め更に江戸で一貫堂漢方医学を修得、遊佐一貫堂として産科を開業したと伝えられています。

2010年12月06日

冬の空


山茶花が咲きました、今朝はこの冬一番の寒さ・・・、とは言っても氷点下0℃ぐらいで、冬本番はこれからでしょう。