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2013年01月29日

昭和初期頃のパッケージ

20130219_3.JPG左の古い「塩釜蛮紅華湯」のパッケージは昭和初期、遊佐一貫堂が製造していた頃のものと思われます。
この頃「塩釜さふらん湯」は、米や塩に酒、そして薬種(生薬)を手広く商う塩釜市の「遊佐一貫堂」において製造販売されました。

塩釜神社は「安産の神」として広く信仰を集め、その門前で製造販売される「さふらん湯」は塩竈神社の名声と相まって血の道や冷え性、子宝に恵まれる婦人妙薬として広く知られるようになり、中将湯及び実母散と並び三大婦人薬と称されました。
特に東北の三陸沿岸の寒い冬場、厳寒の加工場に立ちながら行う魚の加工は「血の道(更年期症)や冷え性」に悩む婦人達にとって辛く厳しいものだったことでしょう。そんな婦人達にとって「さふらん湯」は身体を温めてくれる妙薬として欠かせない「保健薬」だったようです。