和漢薬と漢方
「和漢薬」は、中国との交流によって中国大陸起原の伝統医学「漢方」の原型、医学書や薬草などが渡来したのが平安時代。中国起源の伝統医学は「くすし」と言われる医学の知識に長けた人々により我が国独自の薬草などが加味され日本化された方剤が国内各地に発祥、これが和漢薬のルーツといわれています。
現存する和漢薬は約200〜300種程一般用医薬品として販売されていますが、GMP基準適合や改正薬事法により淘汰されるものも多いのが現状です
「和漢薬」は、中国との交流によって中国大陸起原の伝統医学「漢方」の原型、医学書や薬草などが渡来したのが平安時代。中国起源の伝統医学は「くすし」と言われる医学の知識に長けた人々により我が国独自の薬草などが加味され日本化された方剤が国内各地に発祥、これが和漢薬のルーツといわれています。
現存する和漢薬は約200〜300種程一般用医薬品として販売されていますが、GMP基準適合や改正薬事法により淘汰されるものも多いのが現状です
今回は、さふらん湯の製品試験です。
さふらん湯は、日本薬局方に規定された原料を配合し製造していますので、原料が入荷したときは日本薬局方に規定された原料試験を実施、規定に適合した原料を使って製造がスタートします
さふらん湯は古より血の道の薬と言われておりました。
血の道とは・・・、女性が思春期、生理時、産褥、更年期などに訴える症状で代表的な身体的症状として、のぼせ、顔面紅潮、冷え、心悸亢進、動悸、頭痛、頭重、めまいなどがあります。
また生理不順、月経過多、月経寡少、月経困難などの生理異常も血の道の症状として知られています。
塩釜さふらん湯 の製造過程において、原料を高温処理する工程があり原料を200〜240℃の高温で加熱焼燻します。
食物の加工と同様に生薬を加熱して加工する修治法は、漢方処方とともに中国から伝来、古より伝えられてきました、このように焼燻処理を施すことで以下のようなさふらん湯の特徴を生み出しております。
塩釜さふらん湯 は産科「遊佐一貫堂」を開業していた遊佐快愼信春によって処方されました。
快愼信春は「一貫堂流漢方」を修めたことから、「遊佐一貫堂」と名乗ったものと思われます。
平安時代に初めて中国大陸起源の漢方医学が我が国に伝来、江戸幕末の頃には「後世方」や「古方」、「一貫堂流」などの漢方の流派が生まれました。
遊佐快慎信春が修めた一貫堂流漢方では、慢性病の原因は体内に蓄積された毒素と考えられ、その体質を「お血症」「臓毒症」「解毒症」に三区分し、一貫堂流は特に「お血症」の治療に特徴があったと言われています。
当社は昭和47年(株)バイタルネット(旧 (株)鈴彦)が遊佐一貫堂から「塩釜蛮紅華湯」及び「塩釜蛮紅華圓」の製造承認の委譲を受けたことで創業されました。
冷え症に悩んでいる女性は多いもの、冷え症は冬場だけのものではありません。
夏にクーラーの効いた室内と酷暑の戸外を出たり入ったりすることで体温調節をつかさどる自律神経のバランスが崩れてしまいます。しかし夏が過ぎ丁度寒くなってきた頃、それが症状(=冷え症)となって現れることから、冷え症の原因は夏につくられた事になります。
我が国には、中国大陸を起源とする日本化された伝統医学の流派、後世方、古方、一貫堂流などがあったことが知られています。
皇帝内経や傷寒論を基に日本化された中国大陸起源の伝統医学は、くすしと呼ばれる薬物治療にたけた人たちによって鍼灸や指圧なども加味されながら治療が施される一方、くすしは薬用となる植物の知識や加工法なども身につけていたと思われます。
さふらん湯は振り出して飲む和漢薬です。
「振り出して」と書いてあるけどどうすればいいの・・・?、とお問い合わせ度々もいただきます。
さふらん湯の【添付文書】に記載されている用法用量は以下の通りです。
成人(15歳以上)1日分1包を180mL(1合)の熱湯で振出し、食間に服用してください。
その後は270mL(1合5勺)の水を加えて煎じ、就寝前に服用してください。
【1日1包を以下のように服用してください】
「270mL(1合5勺)の水を加えて煎じ」・・・、と記載されていますが熱湯を注ぎ短時間(1分程度)で黄色い「さふらん湯」薬湯となる場合は煎じる必要がありません。
デザイン組み込みを行なうにあたって必要なテスト書き込みです。
この記事は公開時に削除します。
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【初めて服用される方へ・・・】
事前に、少し大きめのお茶碗(200mL程度)と、熱湯をご用意ください。
お茶碗に「さふらん湯」1袋を入れ、その上から熱湯(180mL程度)を注ぎますと、約1分ほどで黄色の香り高い「さふらん湯」薬湯ができあがります。
「さふらん湯」薬湯が出来上がりましたら、お茶碗の中にある「さふらん湯」を箸で引き上げて皿などに保管してください。
その後は同様に、保管しておいた「さふらん湯」に熱湯を注ぎ繰り返し一日2〜3回服用してください。
2〜3回目は熱湯を注ぐだけで「さふらん湯」薬湯が出来あがります。
生薬の香りが強すぎると感じる方は、薬湯にお湯を加え薄めて服用されても効能効果は変わりません。
「さふらん湯」は必ず熱湯で振り出していただき、温かい薬湯として飲んでいただくことで効き目を確実なものにしますので、冷やしたりせず温かい薬湯として服用してください。
【添付文書】に記載された服用法です。
「さふらん湯」の効能・効果は、産前産後、動悸(どうき)、眩暈(めまい)、息切れ、のぼせ(逆上せ)、頭痛、四季感冒、下腹腰痛、悪阻(つわり)、月経不順、古血滞り(ふるちとどこおり)、浮腫(むくみ)、手足腰の冷え症、ヒステリー、不眠、神経痛などです。
古より、「さふらん湯」は「血の道」の薬といわれておりました。
「さふらん湯」の効能・効果にある「古血と滞り」は「血の道症」のことであり、「血の道症」とは「月経、妊娠、出産、産後、更年期などの女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状及び身体症状を示すこととされました。
、「薬事・食品衛生審議会一般用医薬品部会議事録」平成20年5月28日<厚生労働省>
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