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更年期症と血の道

さふらん湯は古より血の道の薬と言われておりました。

血の道とは・・・、女性が思春期、生理時、産褥、更年期などに訴える症状で代表的な身体的症状として、のぼせ、顔面紅潮、冷え、心悸亢進、動悸、頭痛、頭重、めまいなどがあります。
また生理不順、月経過多、月経寡少、月経困難などの生理異常も血の道の症状として知られています。

血の道の原因は、漢方医学的な気血水の変動や不均衡、特にお血によるものとされていますが、九嶋東北大学医学部教授は、日本医師会雑誌において、婦人にみられる更年期障害類似の自律神経症候群を血の道症と定義されました。
そして、血の道症の原因の一つは、女性ホルモン エストロゲンのみが欠乏するだけでなく、内分泌の相対的な不均衡にあるとし、内分泌性血の道症と分類、その後内分泌性血の道症は自律神経失調症として心因性不定愁訴症候群と呼ぶことを提唱されました。
ホットフラッシュは自律神経失調症であり、自律神経のバランスの乱れが抹消血管のコントロールを乱して手足の冷えやのぼせ症はじめ様々な不快症状を引き起こします。
そんな症状の方にさふらん湯をお薦め下さい、遊佐快慎信春によって処方が開発され祖母から母へ、母から子そして孫へと百七十有余年に渡り飲み継がれてきたさふらん湯が穏やかで確かな効き目をあらわします。

このブログについて

ごあいさつ
当ブログは、「冷え性」や「更年期症」、「生理痛」や「生理不順」でお悩みの方に…、和漢薬「塩釜さふらん湯」の穏やかで確かな効き目をお伝えする薬剤師・社長タムラのブログです。

プロフィール
池波正太郎やドラッカーを愛読、旅は寺社仏閣、東南アジア熱帯モンスーンの風土に良くなじみます、センス&テクニックともNo goodだけど写真も好きです。団塊の世代生まれ、短気、三日坊主ですが、簡単な手料理や酒の肴などは器用にこなします。