9.OTC薬を上手に使おう� _董曾�の皮膚トラブル
2012年09月05日
9月とはいっても、まだまだ暑さは続いており、皮膚トラブルの多発時期です。野外の虫たちもまだまだ元気ですから、外に出れば蚊やブヨに狙われます。また、やっかいなのが夏の虫さされ後遺症です。今回から、OTC薬販売の現場で見られる症状と対処法について書いていきます。
事例1: 3歳の男の子。手足にたくさんの虫さされ箇所があって、かゆくてつい手がいってしまう。掻きこわしもあり、すでに化膿が始まっているところもある。上と下にも子供がおり、すぐに病院に行ける状況ではないので、かゆみと化膿を押さえて、とびひを防ぐ処置が必要であると判断。
<対処法>
家に帰ったらまず、石けんを泡立ててさっと洗うこと。薬は、抗生剤配合のステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)を、炎症部に一個、一個塗る。できれば滅菌ガーゼか包帯を軽く巻いて手が触れないようにする。薬は1日に2〜3回、洗ってから塗り変える。
手洗いとテーブルやおもちゃ類のアルコール消毒をするようにアドバイス。
<上手な薬の使い方>
虫さされの場合には、小児であってもステロイド剤を塗って、すぐにかゆみと腫れを鎮めた方が良い。「子供に強い薬は怖い」という意識から、効果の弱い薬を使ってかゆみを長引かせるのは得策ではない。
また虫さされ薬特有の「スースーする成分」が入っていないものの方が子供には使いやすい。塗り薬であっても、小さな子には勝手に塗らせない。目に入らないように注意が必要である。
事例2: 60歳代女性。暑い日が続いて首の周りにあせもが出てかゆい。一部は赤く腫れている。オロナイン塗っても良くならない。
<対処法>
あせもは、まず患部を石けんで洗って、涼しい風に当たるなどして冷やす。薬は抗ヒスタミン薬のクリームを塗ってかゆみを収める。
<上手な薬の使い方>
あせもは、蒸し暑さや衣服などの悪条件が重なると、一気に悪化し、赤く腫れて痛がゆくなってきます。 こうなったら抗ヒスタミンクリームでは効きにくいので、良く洗ってからステロイド剤を薄く塗る方が早く治る。涼しい環境にすることがより効果的。
事例3: 70歳女性。家族の方が来店。
両方の頬に、細かいプツプツができてかゆい。あせもではないようだ。何をつけたら良いか?
<確認>
日光との関係は? 何か薬を飲んでいないか?
No.7(2012/07/05)で書いた「光線過敏症」の可能性もある。
家族の話では、治療のためにある薬をのんでいて、医師から日に当たらないように、といわれた。
しかし、農家なのでそういうわけにもいかないとのこと。
<対処法>
極力日に当たらない工夫をすること。長期にわたる服用薬なので、症状に応じた塗り薬の調節が必要かもしれない。皮膚科受診が必要。
とりあえず、石けん洗顔と抗ヒスタミンクリームでかゆみを抑える様にアドバイス。
皮膚のトラブルも様々です。薬剤の選び方と使いたかが大事ですので、薬剤師などの専門家に相談し、アドバイスをもらいましょう。



