29.上手にセルフメディケーション 「上手」のヒント�ァ”袖い琉�化2
2014年05月05日
前回(2014/04/05)は、医師の治療を受けている方が、頭痛やかぜなどでOTC薬を使用したいと思ったときに、選んだ薬が治療中の高血圧を悪化させる可能性があるケースについて書きました。今回は、糖尿病を悪化させる可能性があるOTC薬についてみていきます。治療中の方は、購入前に薬剤師等に相談してください。
糖尿病で治療(服薬)をうけている方
●交感神経刺激薬
塩酸プソイドエフェドリン: 鼻づまりを楽にする成分として、多くの鼻炎薬に配合されている。
交感神 経刺激作用により、血糖値を上昇させたり、インスリンの分泌を変化させたりして血糖値の
コントロールを悪くするおそれがある。
塩酸メチルエフェドリン、塩酸メトキシフェナミン: 多くの総合かぜ薬や咳止めに 配合されている
成分で、交感神経刺激作用により、血糖値を上昇させたり、インスリンの分泌を変化させたりして
血糖値のコントロールを悪くするおそれがある。
塩酸ナファゾリン、硫酸テトラヒドロゾリン、塩酸テトリゾリン、塩酸フェニレフリン:
ほとんどの点鼻薬に配合されている成分で、交感神経刺激作用により、点鼻薬であっても血糖値を
上昇させたり、インスリンの分泌を変化させたりして、血糖値のコントロールを悪くするおそれがある。
交感神経刺激薬は、末梢血管収縮作用や心機能亢進作用によって血圧を上昇させ、糖尿病の症状を
悪化させるおそれもある。総合かぜ薬、咳止め、鼻炎薬、点鼻薬などを購入する際には、病気や服用
薬について、薬剤師に相談する。
●マオウ(麻黄)
葛根湯や小青竜湯など多くの漢方製剤に配合されている麻黄は、エフェドリンを主成分とするため、
血糖値のコントロールを困難、症状の悪化のおそれがある。
総合感冒薬や鼻炎薬に配合されていることもある。総合感冒薬や漢方薬を購入する際には、薬剤師
に相談する。
●副腎皮質ステロイド(副腎皮質ホルモン)
糖尿病の方は抵抗力の低下により感染症を起こしやすい。副腎皮質ホルモン剤は、使用部位の抵抗
を抑制して炎症を抑える薬なので、一層感染症を引き起こしやすくなるおそれがある。虫刺されや
湿疹・炎症用の外用薬(軟膏・クリーム・液剤)、痔疾患用の坐薬などに配合されている。長期間の使 用には注意が必要であり、症状が改善しないときには早めに薬剤師に相談する。
●解熱鎮痛剤(アスピリン) 一般的な解熱鎮痛薬であるアスピリン(バファリンAなど)は、インスリンの作用を強める働きがあり、 また本剤自体も血糖値を下げる作用をもっているため、血糖値が下がりすぎたり、コントロールが
十分にできなくなるおそれがある。解熱薬や痛み止めを購入する場合は、薬剤師に相談する。
次回はぜんそくです。



