48.上手にセルフメディケーション「合う薬・合わない薬��」 総合かぜ薬
2015年12月05日
「合わない薬」を避け「合う薬」を選んで、セルフメディケーションを上手におこなうための
ポイント
� 〔瑤鯢�用(使用)する人の体質に合っているかどうか
�◆〔瑤鯢�用(使用)する人の症状(病気)に合っているかどうか
年の終わりはかぜのシーズンでもあります。総合かぜ薬でこのシリーズを
締めくくりたいと思います。
かぜ薬についてはNo.34(2014/10/05)でも取り上げていますが、今回は数ある
かぜ薬の中から自分に合った薬を選択するためのポイントを確認しましょう。
総合かぜ薬はその名の通り、かぜの諸症状((発熱、悪寒、のどの痛み、頭痛、鼻水、
鼻づまり、くしゃみ、せき、たん、関節の痛み、筋肉の痛み)を緩和するためのさまざまな
成分の組み合わせでできています。解熱・鎮痛薬、咳止め薬、鼻炎薬、のどの薬などが
セットで配合されているのですが、各成分にもいろいろな種類があります。かぜ薬を選ぶ
ときには、その時の症状に合わせて選ぶことが大事ですが、含まれる成分が自分に合うか
どうかも大切なポイントになります。
総合かぜ薬には、かぜのどんな症状にも対応出来るように成分が配合されています。
効きのよい薬を求めたいと思うのは当然ですが、場合によっては使えないケースもあります。
例を挙げてみましょう。
� �高血圧で薬を飲んでいるAさんは、のどが痛くて熱っぽく、鼻づまりがつらいので
かぜ薬を買いに行きました。外箱に「のどの痛み・発熱・鼻づまりに」と書いてある
「ベンザブロックL錠」を選んで注意書きをよく読むと、「高血圧」の人は飲んでは
いけないと書いてあったので薬剤師に聞いてみました。
総合かぜ薬には、高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病などに影響を与える
成分が含まれているので、病気の程度やこれまでの使用経験などを相談して慎重に
服用しなければなりませんが、鼻づまりに良く効く「プソイドエフェドリン塩酸塩」という
成分が含まれる製剤では高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病の人は「使用
してはいけない」とされているのです。「ベンザブロックL錠」にはプソイドエフェドリン
塩酸塩が含まれていました。
Aさんは薬剤師に相談して、高血圧の人にとってより安全なかぜ薬を選ぶことができました。
�◆)�性じんましんで抗アレルギー薬を飲んでいるBさんは、頭が重く鼻水が出てきたので
早めにかぜ薬を飲もうと思いました。薬剤師から何か他の薬は飲んでいないかと聞かれ
たので服用薬のことを話しました。
ほとんどの総合かぜ薬には抗ヒスタミン薬が配合されており、この成分が鼻水を止める
働きをします。実は、抗アレルギー薬にも抗ヒスタミン作用があり、添付文書には両者を
一緒に飲んではいけないと書いてあります。両方とも副作用として眠気があり、併用する
と強い眠気が出ることがあるからです。薬剤師と相談して使える薬を探しましょう。
�� かぜ薬の成分が体質に合わないケースもあります。熱や痛みに効く成分解熱鎮痛薬
でアレルギーを起こす人がいます。過去にかぜ薬や解熱鎮痛薬を飲んでアレルギー症状
やぜんそくを起こしたことがある人は必ず薬剤師に伝えてください。総合かぜ薬は使えない
場合でも、薬剤師に相談して使える薬をさがすことができるかもしれません。



