12. OTC薬を上手に使おう�ぁ,燭�が胃腸薬、されど・・・(2)
師走ともなれば、胃腸薬の出番も増えそうです。前回( 2012/11/05)は、胃腸症状と胃腸薬の選び方のヒントをお伝えしました。今回は、OTC薬販売の店頭で経験するエピソードから、上手な薬の使い方を探っていきたいと思います。
�^瀋果瑤諒瓦篭譴い�らオブラートに包んで飲んでいる?
飲み薬の中で、胃腸薬は特殊な面があります。一般的に薬は胃を通って小腸に達してから吸収され
て、血液に乗って必要なところで効果を現しますが、胃腸薬では、苦みや臭みのある生薬成分が直接
胃を刺激して胃の働きを活発にしたり、制酸成分が直接胃酸を中和したりしますので、オブラートに
包んだのでは効果が弱まります。良薬は口に苦しというほどですから、ちょっと我慢しましょう。
��飲み会の前に「大正漢方胃腸薬」を飲めばよい?
テレビコマーシャルで、宴会の様子とともに「食べる前に飲む胃腸薬」と宣伝されていますので、も
りもり食べるときの薬のように誤解されています。コマーシャル効果としては抜群でしょうが、薬の
本質からいうと疑問があります。
大正漢方胃腸薬は、漢方薬「安中散」を基本とした製剤です。安中散の効能は次のようです。「やせ
型で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛または腹痛があって、ときに胸やけ、げっぷ、食欲不振、
はきけなどを伴う次の諸症:神経性胃炎、慢性胃炎、胃アトニー」。 このような漢方製剤の服用方
法は、吸収を良くするために「食前(食べる前)」となっているのです。ちなみに大正漢方胃腸薬の添
付文書の効能効果は、「胃のもたれ、胃部不快感、胃炎、胃痛、げっぷ、食欲不振、腹部膨満感、
胸つかえ、胸やけ、胃酸過多、腹痛、はきけ(むかつき、悪心)」であり、盛大に飲み食いする前に
飲む薬ではありません。
胃があまり丈夫ではない人が、やむを得ない宴席に臨む前に服用するのは間違った使い方
ではありません。
�K菴�後必ず太田胃散を飲んでいる?
OTC胃腸薬は、軽度の胃の不調に対して、一時的に使用するものです。毎日習慣的に飲むことに
は、次のような問題があります。
・毎日胃薬を飲まなければならない様な症状があること自体が問題。医師による 治療が必要なこ
ともあるので、診察を受ける。
・血圧が高くなる恐れがある。一日3回飲むと、炭酸水素ナトリウム量は1,875mgとなり、
食塩1.3g 相当となる。
添付文書には、してはいけないこととして「長期連用」が記載されています。同様に、キャベジン
を飲み続けて、血圧が高くなってしまった人がいます。
�ぐ澆發燭譴法⊆�乳中でも第一三共胃腸薬(細粒)なら飲んでも良い?
OTC胃腸薬には、添付文書に「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避
けること」と書かれているものが沢山あります。胃痛や腹痛を和らげたり、胃酸の分泌を抑える働き
のあるロートエキスという成分が含まれているものです。
第一三共胃腸薬(細粒)にはロートエキスは含まれていませんので大丈夫です。ただし、第一三共胃腸
薬(錠剤)の方にはロートエキスが含まれていますので、注意が必要です。
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・透析療法を受けている人・・・制酸剤として炭酸マグネシウムなどのミネラル成分を含むものを使
用してはいけない。
・授乳中の人・・・ロートエキスを含むものは使用しない(母乳に移行して乳児の脈が速くなること
がある。母乳が出にくくなることがある)
・排尿困難の人、口が渇く人・・・ロートエキスを含むものは避ける
たかが胃腸薬、されど・・です。添付文書をしっかり読んで自分に合う薬を賢く使いましょう。



