上手にセルフケアメディケーション

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知って得する「食と薬の話」
ケンコージョイ情報管理室からお届けする連載エッセイです
セルフメディケーションとOTC薬
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30.上手にセルフメディケーション 「上手」のヒント�Α”袖い琉�化3  

 前回(2014/05/05)は、医師の治療を受けている方が、頭痛やかぜなどでOTC薬を使
用したいと思ったときに、選んだ薬が治療中の糖尿病を悪化させる可能性があるケース
について書きました。今回は、ぜんそくを悪化させる可能性があるOTC薬についてみて
いきます。治療中の方は、購入前に薬剤師等に相談してください。

「ぜんそく」で治療(服薬)をうけている方
解熱鎮痛薬や総合かぜ薬などの内服薬や筋肉痛、関節痛、打撲などに用いる貼り薬などに
含まれる解熱鎮痛成分は、ぜんそくの発作を誘発する作用があるので、添付文書や外箱には、
「ぜんそくを起こしたことがある人は使用しないこと」と書かれています。

ぜんそくの誘発作用は、解熱鎮痛薬に対する過敏症状と考えられており、基礎疾患として
ぜんそくがある成人では5−10%が解熱鎮痛薬に過敏とされています。
したがって、ぜんそくの治療を受けている方が、解熱鎮痛消炎成分を含む薬剤を使用するときは、
注意が必要になります。

<ぜんそくの発作を誘発する可能性がある薬剤>
●解熱鎮痛薬(アスピリン、イブプロフェン、エテンザミド、サリチルアミド、アセトアミノフェンなど)
これらの中で、アセトアミノフェンは比較的ぜんそくの誘発が少ないと言われていますが、
OTC薬では他の成分と同様「飲んではいけない」とされています。
OTCの解熱鎮痛薬やかぜ薬がどうしても必要となったときには、アセトアミノフェン入りの製剤を
薬剤師等に選んでもらう方法もあります。

●外用消炎鎮痛薬(インドメタシン、ケトプロフェン、ピロキシカム、フェルビナク)
 これらの薬剤は、OTC医薬品では内服が認められていません。貼り薬やぬり薬として
用いられますが、外用剤であってもぜんそく誘発の副作用は同じです。

ぜんそくの誘発発作は、使用後1時間以内に起こるとされています。ぜんそくの診断を受
けたことがある方が、やむを得ずこれらの薬剤を用いた場合、また、気がつかずに使用し
てしまって症状が出た場合は、直ちに、使用した薬剤の容器や添付文書を持って医師の診
察を受けてください。

また、直接ぜんそくの症状を悪化させるものではありませんが、治療薬としてキサンチン
系の薬剤(テオフィリン製剤など)を処方されている場合に注意が必要なOTC薬があります。
多くの鼻炎薬、かぜ薬、ほとんどの点鼻薬などです。
下記の交感神経刺激薬はキサンチン系製剤と併用すると作用が重なり、
中枢神経刺激作用が強く表れることがあるからです。

〈キサンチン系製剤を服用している場合に注意すべき薬剤〉
●交感神経刺激薬(プソイドエフェドリン塩酸塩、プソイドエフェドリン硫酸塩、
 フェニレフリン塩酸塩、メチルエフェドリン塩酸塩、メトキシフェナミン塩酸塩、
 ナファゾリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン硫酸塩、テトラリゾリン塩酸塩、
 フェニレフリン塩酸塩、マオウ(麻黄など)

また、OTC薬には、キサンチン系製剤(テオフィリン、ジプロフィリン、アミノフィリンなど)を含む
咳止めがあります。さらに、同じキサンチン系薬剤のカフェインは、かぜ薬や鎮痛薬、ドリンク剤
などに含まれますし、お茶類にも含まれていす。併用には注意が必要です。