38.上手にセルフメディケーション「合う薬・合わない薬��」 ヨード
「合わない薬」を避け「合う薬」を選んで、セルフメディケーションを上手におこなうための
ポイント
� 〔瑤鯢�用(使用)する人の体質に合っているかどうか
�◆〔瑤鯢�用(使用)する人の症状(病気)に合っているかどうか
2015年シーズンのインフルエンザは昨年より3週間早く流行期入りしたと発表されました。厚生労働省は「インフルエンザ予防啓発キャラクターまめ」を動員して感染予防を呼びかけています。「まめに手洗い、まめにマスクを!」と。
以前は、「手洗い、うがい、マスク」でしたが最近は「うがい」は推奨されていません。かぜやインフルエンザ予防には効果がない事が検証されたからです。しかし一般には「予防にうがい」が浸透していて、さらにうがいと言えば「うがい薬」と思っている人も多いようです。
うがい薬に最もよく使われているのが「イソジンうがい薬」に代表されるヨード(ヨウ素)剤です。ヨード剤はうがい薬だけでなく、のどスプレーや皮膚消毒薬に使われています。
この季節は、うがい薬がよく使われるので、今回は「ヨード剤が合わない」ケースについて見ていきます。
�.茱α任�身体に合わない
<ヨウ素過敏症(ヨードアレルギー)>
ヨウ素に対して起こるアレルギー反応で、発熱、関節痛、浮腫、じんま疹を生じる。
ヨウ素剤使用後にこのような症状が起こったことがある人は、ヨウ素が合わない人です。重篤な場合ショック症状を起こすことがあります(アナフィラキシーショック)ので、ヨウ素系のうがい薬や消毒薬は避けましょう。ちなみに、「イソジンうがい薬」の添付文書には次の記載があります。
してはいけないこと(禁忌)
次の人は使用しないでください。
本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
�▲茱α任�病気を悪化させる
<甲状腺機能異常症>
甲状腺の異常のため機能が亢進または低下している場合や、慢性甲状腺炎患者の場合、ヨウ素製剤の連用によりそれらの病状が悪化する可能性があります。
添付文書には次のように書かれています。
使用前に、薬剤師等に相談すること
次の診断を受けた人。
甲状腺機能障害
甲状腺異常の人は日常的にヨード系うがい薬を使うことは避けた方がよいでしょう。
その他、健康な人が長期間にわたりヨウ素の過剰摂取を行うと、一過性の甲状腺過形成や機能低下を起こすことがあります。また、出産前の母親の過剰摂取による胎児への影響や、ヨウ素を過剰に摂取した母親からの母乳により、新生児の一過性の甲状腺機能低下症が発生する事がありますので避けて下さい。
ヨード系のうがい薬を常用することは、健康な人にも障害を及ぼすことがあります。



