7.上手にセルフメディケーション「話題の食品を追って�々�告」
2016年07月05日
毎日のようにテレビや新聞等には「話題の食品」が満載です。どれも私たちの悩みを解決して
くれそうな「優れもの」のような宣伝です。本当だったら、国の医療費削減政策などたちまち目標
達成でしょう。
2015年4月に新しい食品制度が始まり、食品は保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品、
機能性表示食品)と一般食品(いわゆる健康食品、食材など)に区分されました。この区分はいって
みれば、機能(はたらき、効果)を表示できるものとできないものの区分ともいえます。食品の区分が
明確にはなりましたが、最も新しい機能性表示食品の効果や安全性の検証が事業者の責任に委ね
られることになったのを機に、事実上消費者の目に触れる表示広告に歯止めがかからず「いいこと
づくめ」になりました。今月からはその「いいことづくめ」の根拠について考えていきます。
まず、広告についてです。
広告にはお金がかかる事はほとんどの人が知っています。健康食品がもてはやされるように
なってから40年ぐらいになりますが、もともとは医薬品製造会社のような大手企業ではない中小の
会社や家内工業的なところで作られていました。したがって広告はマスメディアではなく、まして
インターネット広告もなく、新聞折り込み広告が主流でした。法的な規制が強化されたこともあって、
今では健康食品の分厚い折り込みはなくなりましたが、変わって大手製薬、食品、飲料会社の
全紙大広告が競っています。格差社会の象徴ともいえるでしょうか。
広告はものを売るために行うものですから、広告費が高かろうとそれ以上に売れていることを
意味しています。では誰が、どんな情報に基づいて買っているのでしょう。医薬品とは違う曖昧な
効果を医薬品並みの効き目と錯覚させたり、法の網目をすり抜けるテクニックを駆使して消費者の
心をつかんでいるようです。となれば消費者としては、巧みな落とし穴にはまらないように気をつける
事が身を守ることになります。
<落とし穴の例>
�,修両ι覆�「効く」とか「治す」とは決して言っていない
商品や広告にはどこを探しても、医薬品の効能効果のようなことは書かれていない。
書けば薬機法違反で罰せられるから。しかし多くの人に「効く情報」がすり込まれるような
巧みな表現がされている
��見る人の想像力を利用している
広告の文言や有名人の言動を、受け手の想像力を利用して表現されていない効能効果に
結びつける。たとえば、グルコサミン。
女優さんがにこやかに”階段の上り下りがスムーズ”と言えば「グルコサミンは膝の痛みに
効く」という情報が広まる。直接効くと言っていなくても効果を連想させることも違反です
��生物学や化学の用語を用いて科学的と思わせる
コエンザイムQ10,α-リポ酸、ヒアルロン酸、核酸、分岐鎖アミノ酸、TCAサイクルなど
の化合物名や生化学用語がそのまま用いられ、あたかも科学的で効果がありそうに宣伝
されている
�こ惻圓簀郢里魄�っ張り出してコメントさせている
途中までは科学的に正しいコメントでも、後半はメーカーの意図に沿う発言をすることが多い。
学者がコメントしても効果の証拠にはならず、研究者としては評価されない。
�ゲ奮愿�事実を途中ですり替えて、騙す
<よくあるパターン>
〇〇はからだになくてはならない重要成分→年齢とともに減少していく→だから体外から
補給する必要がある→△△には〇〇が豊富に含まれている→〇〇を含む商品へ誘導
簡単に誘導されないように、しっかり見極めましょう!



