19.OTC薬を上手に使おう�� 肥満とくすり(1) 肥満は病気?
2008年4月1日からスタートした「いわゆるメタボ検診」を機に、「肥満は悪」のイメージが作りあげられ、
ダイエットに励んだ人も多いと思われます。「肥満のくすりやサプリ」も大いに売れましたが、本当に効果はあったのでしょうか?
そもそも肥満とは何でしょう?肥満は病気なのでしょうか?
まず、そこのところをきちんと把握しなければ、せっかくのダイエット努力も的外れになりかねません。
肥満と肥満症は同じではありません。肥満とは「脂肪組織が過剰に蓄積した状態」をいい、これだけでは病気とは言えませんが、肥満症と診断されれば治療が必要な病気ということになります。
厚生労働省のホームページには、「肥満症を調べる検査」が以下のように紹介されています。
【肥満の診断基準】
�‘�本の基準ではBMI(Body Mass Index)=体格指数の値が25を超えると肥満とされる。
体内の脂肪組織の量、すなわち体脂肪を正確に測定する方法は簡単ではないので、
「体重(kg)÷身長(m)の二乗」で計算される「体格指数」が用いられている。
��肥満症の診断基準
BMIで肥満と判定されても、すぐに治療を始めるわけではない。
肥満と診断されたもの(BMI25以上)のうち、以下のいずれかの条件を満たしているものを
肥満症といiい、医学的に減量が必要とされる。次の二つの場合が「肥満症」に相当する。
1.BMI25以上で、肥満に原因があるか肥満に関連していて、減量を必要 とする健康障害を伴うもの
<該当する健康障害>
・耐糖能障害・2型糖尿病
・脂質代謝異常(高コレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセリド血症)
・高血圧
・高尿酸血症・痛風
・脂肪肝
・冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)
・脳梗塞(脳血栓症、一過性脳虚血発作)
・骨・関節疾患(変形性膝関節症、変形性股関節症、変形性脊椎症、腰痛症)
・睡眠時無呼吸症候群・Pickwick症候群
・月経異常(月経周期の異常、月経量と周期の異常、無月経、月経随伴症状の異常)
・肥満妊婦
・心理的サポートが必要な肥満症
2.BMI25以上で、1のような健康障害はなくても、検査によって内臓脂肪型肥満と診断されたもの
多くの研究から、内臓脂肪型肥満は病気になりやすいことがわかっています。
内臓脂肪型肥満については次回に書きます。



