28.上手にセルフメディケーション 「上手」のヒント�ぁ”袖い琉�化1
前回(2014/03/05)は、医師の治療を受けている方が、頭痛やかぜなどでOTC薬を
使用したいと思ったときに、治療のための服用薬と飲み合わせが悪いOTC薬をさける
ための注意を書きました。
今回は、使用したいと思うOTC薬が治療中の病気を悪化させる可能性があるケースに
ついて、病気ごとに見ていきましょう。購入前に薬剤師等に確認してください。
高血圧で治療(服薬)をうけている方
●交感神経刺激薬
交感神経を刺激して、末梢血管を収縮させ、心臓の働きを強める作用をもつので、
血圧を上昇させるおそれがある。鼻炎薬やかぜ薬を購入する際には、薬剤師に相談する。
*塩酸プソイドエフェドリン、硫酸プソイドエフェドリン、塩酸フェニレフリン
鼻づまりを楽にする効果があり、多くの鼻炎薬やかぜ薬に配合されている。
*塩酸メチルエフェドリン、塩酸メトキシフェナミンなど
ほとんどの総合感冒薬や咳止めに配合されているので、注意する。
*塩酸ナファゾリン、硫酸テトラヒドロゾリン、塩酸テトラリゾリン、塩酸フェニレフリンなど
ほとんどの点鼻薬に配合されている。過剰使用で鼻づまりがかえって悪化することもあるので、
使用回数を守り、長期連用や安易な使用は避ける。鼻炎内服薬にも含まれるので注意が必要。
●マオウ(麻黄)
麻黄は漢方薬の成分として使われているが、交感神経刺激薬のエフェドリンを主成分とするため、
血圧を上昇させるおそれがある。
葛根湯や小青竜湯など多くの漢方薬製剤に配合されている。総合感冒薬や鼻炎薬に配合されて
いることもある。総合感冒薬や漢方薬を購入する際には、薬剤師に相談する。
●抗炎症薬(グリチルリチンを含むもの)
炎症を抑える効果がある一方で、ナトリウムやクロル、水分を体内に取り込む作用、
及びカリウムを排泄する作用があり、血圧を上昇させたり、むくみを生じさせたりする
おそれがある。かぜ薬や漢方薬を購入する際には薬剤師に相談する。
*グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ニカリウムなど
総合かぜ薬、鼻炎薬、咳止め、トローチ、のどスプレー、口内炎用塗り薬、サプリメントなどに広く
配合されている。歯磨き剤や口腔洗浄剤、リップクリームなど医薬品以外にも入っているものがある。
食品の甘味料として、調味料、菓子、飲料などにも使用されている。知らないうちに重複して摂取して
いることも考えられるので注意が必要。
*カンゾウ(甘草=リコリス)
甘草は多くの漢方薬に含まれる生薬である。グリチルリチンを主成分とするため、
葛根湯、小青竜湯、芍薬甘草湯、安中散、大黄甘草湯、防風通聖散などの漢方薬の長期使用では
血圧が上昇したり、むくみを生じさせたりするおそれがある。添付文書には「重篤な副作用」として
記載されている。
ハーブティーやキャンデーなどにも「リコリス」として含まれているものがあり、特にシュガーレス
などと表示してあるものには甘味料として使われていることがあるので注意する。
次回は糖尿病です。
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