6.OTC薬の添付文書を読み解く��
前回(2012/05/05)は、鼻炎薬の添付文書に書かれている「してはいけないこと」について書きました。添付文書には薬を安全に用いるための注意が、重要な順番に書いてあります。第二番目に書いてあるのが「相談すること」です。今月も、添付文書を詳しく見ていきましょう。
★相談すること・・・相談相手は、専門家と呼ばれる医師・薬剤師又は登録販売者です。
次の2種類が書かれています。
� �OTC薬を服用する前に相談すべき人や病気についての注意
�◆�服用後に起こる副作用等の重症化を防ぐための注意
�,呂發舛蹐鸞膸�ですが、�△良�作用は起これば重症になりやすいので特に大事です。今回は�△箸靴峠颪�れている「重篤な症状」について読み解きます。
【添付文書の記載内容】 まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は,直ちに医師の診療を受けてください。
[症状の名称] [症状]
ショック(アナフィラキシー) : 服用後すぐにじんましん,浮腫,胸苦しさ等とともに,顔色が青白くなり,手足が 冷たくなり,冷や汗,息苦しさ等があらわれる。
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群) : 高熱を伴って,発疹・発赤,火傷様の水ぶくれ等の激 しい症状が,全身の皮ふ口や目の粘膜にあらわれる。
中毒性表皮壊死症(ライエル症候群) : 高熱を伴って,発疹・発赤,火傷様の水ぶくれ等の激しい症状が,全身の皮ふ,口や目の粘膜にあらわれる。
このような副作用は、鼻炎薬ばかりでなく、ほとんどの鎮痛薬やかぜ薬の他、多くの薬に書かれています。また、その他の重篤な症状として、「間質性肺炎」「偽アルドステロン症」「肝臓機能障害」「腎障害」「無菌性髄膜炎」「ぜんそく」が記載されている薬もあります。ごく一般的な薬剤でも起こりうるのです。といっても、そうそう起こるものではありません。では、どのくらいの割合で起こるのでしょうか?
副作用が起こる頻度を表す時に、「まれに」と書かれている場合には、0,1%未満、つまり、1000人が薬を服用して1人に副作用が起こるかもしれないということです。少ない様に見えますが、確率的に誰かに起こるわけで、薬を使う以上ゼロ%にはできません。
そこで大事なのは、必ず添付文書を読んで、記載されている症状の「前兆」にいち早く気づくことです。添付文書を読まず、薬剤師から説明も受けていなければ、気づきも遅れます。気づいたらすぐ、添付文書を持って医師の治療を受けてください。よく、薬を買ってその場で封を切り、中身だけでいいという方がいますが、添付文書は持ち帰ってよく見て、薬と一緒に保管してください。



